ツバメの巣が家にできると宝くじを買うべきだと聞いたことはありますか。
日本ではツバメは幸運の象徴とされ、巣を作ることは縁起の良い出来事と信じられています。
特に商売繁盛や金運向上に関連し、その影響で宝くじ購入の際に幸運をもたらすという話が広まっています。
ツバメの巣にまつわる伝承やエピソードには、実際に高額当選者が出た事例もあるのです。
この記事では、ツバメの巣と宝くじの関係について、豊作や繁栄にまつわる意味を含めて紹介しますね。
ツバメの巣がある家は宝くじを試すべき?
ツバメは商売繁盛のシンボルとして知られ、縁起の良い鳥とされています。
驚くべきことに、「ツバメの巣ができた宝くじ売り場で高額当選者が続出した」という話があるのです。
山口県の宝くじ売り場で起きたツバメの巣と大当たりの不思議な話
この話は、山口県のある宝くじ売り場で起きました。
2007年4月、2匹のツバメがその店の軒先に巣を作り始めたのです。
幸運をもたらすとされるツバメ。店の軒先が汚れても構わず、店はツバメの巣を守り続けました。
守り続けた結果、その年の宝くじ売り場で、ドリームジャンボ宝くじの2等1億円が当選したのです。
それ以降、毎年その宝くじ売り場ではツバメが巣を作るようになり、店は巣を大切にし続けました。
ある年のこと、宝くじ売り場のツバメの巣からヒナが落ちてしまいました。
親ツバメが不在の間、販売員が細心の注意を払って、ヒナを巣に戻したんです。
そのあと落ちたヒナは無事に、他のヒナたちと育ちました。
その出来事の数日後、その宝くじ売り場で購入されたロト6で1等の1億2000万円が当たったのです。
もちろんツバメの巣があると、宝くじが必ず当たるわけではありません。
でもツバメの巣のある宝くじ売り場で、宝くじを購入するというのは魅力的なエピソードですね。
ツバメの巣があると宝くじ購入は幸運を呼ぶ?
ツバメの巣が、宝くじ購入に幸運をもたらすという話の真偽は、定かではありません。
ただ昔からツバメの巣は、商売繁盛の象徴として「縁起が良い」とされています。
ここでは、ツバメやその巣の由来と意味について詳しく解説します。
ツバメの特徴とその意味
ツバメは春から夏にかけて、日本にやって来る渡り鳥で、北半球で広く見られます。
などに住み着き、人が建てた家や店の軒先に巣を作り、育児を行うんです。
ツバメが好む場所は風水的にも吉とされ、鬼門には巣を作らないとも言われています。
飛行中に虫を捕まえて食べる能力を持つツバメは、飛ぶのは得意ですが、歩くのは苦手です。
地面に降りるのは、巣の材料を集める時くらいですよ。
また、ツバメは肉食で1日に数百匹もの昆虫を食べ、育児中のヒナにも多くの虫を与えます。
そのため、家の近くや田畑の害虫を減らす益鳥として、昔から重宝されてきました。
住処に繁栄をもたらす
ツバメが家の入口に巣を作ると、その家は繁栄すると言われています。
ツバメは、
に巣を作ることが多いです。
上記の場所は、天敵から守られやすいというメリットがあります。
人々がよく訪れる家や店は、賑わいと繁盛を象徴しており、ツバメの巣はそのような場所に設けられることが多いのです。
ツバメの巣があると豊作が期待できる
ツバメが巣を作ると、その年は豊かな収穫が期待されるという伝承があります。
これは、ツバメが農作物に被害をもたらす害虫を食べるためです。
ツバメは巣を作ると、ヒナのために熱心に虫を集めます。
農作物への害虫の影響が減少し、収穫が増えるわけです。
ツバメの到来時期は、田植えの時期と重なります。
稲が育ち、害虫が増える時期には、ツバメが害虫を取り除いてくれるわけです。
稲作のシーズンが終わるころには、ツバメは南へと旅立ちます。
日本の農家にとってツバメは、害虫を減らし豊作をもたらす「益鳥」として重宝されています。
つまりツバメが巣を作る家は害虫の被害が少なく、豊かな収穫が期待できます。
財運を引き寄せる力
ツバメが巣を作ると、「金運が向上する」という話もよく聞かれます。
農家ではツバメが多くの害虫を食べてくれるおかげで、作物が良く育ち収穫が豊富になります。
作物の販売が好調になり、収入が増え、金運が上がるわけです。
店舗においても、ツバメが軒先に巣を作ることは、たくさんの人が訪れる賑やかな店であることの象徴です。
商売が繁盛し、売上が伸び、金運が向上すると言われています。
ツバメの巣が子宝の兆しとされる理由
ツバメの巣が家にあると、「子宝に恵まれる」という伝承があります。
ツバメは快適で活気のある家を選んで巣を作ると言われています。
上記の理由が、家族が増える良い兆しとされるわけです。
またツバメは子だくさんの鳥で、一度に5~6個の卵を産みます。
多くのヒナが育つ姿が、「多くの子供に恵まれる」という意味合いに結びつけられているのでしょう。
ツバメの巣の破壊は不吉の前兆?
日本では昔から、ツバメの巣を壊すことは避けるべきとされてきました。
なぜならツバメの巣は、
として大切にされているためです。
しかし、ツバメの巣が不幸にも落ちてしまったり、撤去する必要が生じた場合はどうでしょうか。
ツバメの巣は玄関や家の出入り口など、人の出入りが多い場所に作られることが多いです。
ただフンの掃除などの手間や、衛生上の問題も発生します。
巣を壊すことは縁起が悪いという迷信はありません。
もし撤去する必要がある場合は、安心して行ってください。
とくにツバメが南に渡った後の巣なら、撤去しても問題ありませんよ。
ただし巣を撤去する場合は、卵を産む前または巣が完成する前に行うことが望ましいです。
なぜなら産卵後にツバメの巣を撤去することは、ツバメに対して残酷であるだけでなく、法的にも禁止されています。
産卵後の巣を破壊すると「鳥獣保護法」に違反し、
に処される可能性があります。
卵やヒナがいる巣を壊すことは法律違反となるため、撤去する際は十分な注意が必要です。
ツバメの巣から幸運がやってくる?
ツバメは活発な食性で、多くのフンを落とします。
ツバメの巣の下には、フンがたくさん落ちているんです。
フンの掃除は面倒で、衛生的な心配もあるかもしれません。
でもフンをきれいにすることが、幸運を呼び込むと考える人もいます。
ツバメの巣があると、金運が上がるという言い伝えも存在します。
巣の周りを清潔に保つことで、運気が高まり、宝くじに当たる確率が上がるかもしれませんね。
ツバメの巣が家にできると宝くじを買うべきかについてまとめ
この記事の要点をまとめます。
ツバメの巣が家や店舗に現れると、それは吉兆とされています。
ツバメの巣にまつわる良い言い伝えは多く、
などが信じられています。
日本の歴史の中で、ツバメは常に益鳥として尊重され、大切にされてきました。
ツバメの巣ができると、それが高額当選の幸運をもたらす宝くじ売り場があったというエピソードも存在します。
ツバメの巣ができること自体が、幸運や祝福の象徴として捉えられているんですよ。
家の入り口にできたら、金運が上昇している証拠のひとつ。
宝くじを試すのが良いタイミングかもしれませんね。