「キツネは何科の動物なの?」
「日本のどこに生息しているの?」
「キツネの好物はなに?」
こういった疑問を解決する記事です。
キツネといえば、ふわふわの毛皮や長い尾、そして立派な耳などが特徴ですね。
しかしこれらの特徴から、イヌ科なのかネコ科なのか、正確にはご存知ない方もいるかもしれません。
そこで本記事ではキツネが何科の動物で、生息エリアがどこなのか解説します。
記事後半ではキツネが好む食べ物をお話ししますので、ぜひ最後までごらんください。
キツネは何科に属する動物?
結論、キツネはイヌ科の動物です。
以下のイヌ科の特徴を備えています。
肉食に近い雑食性で、昆虫や小動物、果実などを捕食しますよ。
また、キツネはネコ科の動物である猫とよく間違われます。
しかし、猫は爪を隠すことができる爪隠しがありますが、キツネは爪を隠すことができません。
また猫は鳴き声が短く鋭い一方、キツネは鳴き声が長く甲高いのが特徴です。
キツネは、イヌ科の動物であるということを覚えておきましょう。
日本におけるキツネの主な生息エリア
結論、キツネは北海道、本州、四国、九州に生息しています。
森林や草原、農耕地など、さまざまな環境に適応する動物なんですよ。
また人里に近い場所にも生息することがあるため、都市部でもキツネを見かけることがあります。
生息地の多いエリア
キツネがとくに多く生息している都道府県は、以下のとおりです。
北海道はキツネの分布域の中心であり、「キタキツネ」が広く生息しています。
それ以外の本州、四国、九州では「ホンドキツネ」が生息していますよ。
生息地の少ないエリア
反対に、キツネの生息が減ってきている都道府県は、以下のとおりです。
上記の都道府県では、キツネの生息区画率が低下しており、絶滅区画率が高まっている傾向にあります。
具体的に生息数が減っている理由は、以下が考えられます。
- 宅地化や農地の減少
- 巣穴を作る河川や土手の減少
- アライグマによる子狐の捕食
- 疥癬(かいせん)による死亡
ヒゼンダニはダニの一種で、動物の皮膚下でトンネルを作り繁殖する皮膚病のこと。
重症になると、キツネの毛が抜けたり、皮膚が硬くなったりする他、強いかゆみが生じ、細菌感染のリスクも増えます。
特に顔面に寄生すると、目が開けにくくなり、結果として餌を取る能力が低下し、キツネは衰弱し、最悪の場合死亡します。
上記の理由から、キツネの生息地は減っています。
沖縄県に生息しているの?
結論、沖縄には生息していません。
理由は以下の2つ。
- 亜熱帯気候の環境に適していない
- 海を渡る可能性が低い
キツネは寒さに強い動物です。
気温が30℃を超えるような暑い地域では、熱中症や脱水症状などの健康被害を受ける可能性があります。
上記のような理由から、沖縄には生息していませんよ。
野生のキツネの主な食べ物は?
キツネは、肉食に近い雑食性の動物です。
下記のものを好んで食べます。
キツネはネコ科の動物である猫とよく似ていますが、猫は肉食動物であるのに対し、キツネは雑食動物です。
そのためキツネは、猫よりも野菜や果実を食べる傾向があります。
まとめると、キツネはさまざまなものを食べる食いしん坊な動物なんですよ。
飼育しているキツネの主な食べ物は?
ペットのキツネは主に以下の食べ物を食べます。
野生のキツネだと、昆虫や小動物、果実、野菜などを食べる雑食性です。
ペットとして飼育する場合は、お肉をベースにした食事をする必要がありますよ。
ただ大切なのは、栄養バランスの取れた食事を与えることです。
肉だけでなく、野菜や果物も与えるようにしましょう!
【注意】キツネに食べさせてはいけない食べ物
ペットのキツネには、食べさせてはいけない食べ物もあります。
おもに以下の食べ物です。
また生肉は、寄生虫や細菌に感染している可能性があります。十分に加熱してから与えるようにしましょう。
具体的には、
で加熱するのがおすすめです。
またドッグフードを与える場合は、キツネの体重や年齢に合ったドッグフードを与えてください。
ペットのキツネの健康を守るために、食べさせてはいけないものを把握し、安全な食事を心がけましょう♪